セラミックス複合技術
セラミックス溶射技術
高温で金属・セラミックスを溶かし、それを高速で叩き付けることにより粒子間を物理的に密着、積層し溶融皮膜を形成する技術です。
中でも当社の独自技術『低温溶射法』を用いた製品は、溶射皮膜の用途を大きく広げています。
セラミックス溶射による表面改質として導入されています
- 摺動部材の摺動性向上
- 金属表面の耐熱性向上
- 絶縁コーティング 他
低温溶射法の特長
各種金属・樹脂フィルムの様な高温弱体に対して、基材を損傷することなく、融点が2,000℃以下の粉体材料を溶融し、バインダー無しに直接数十~数百μm(ミクロン)の溶融皮膜の形成が可能です。
第三者評価にて認められた技術です
弊社の低温溶射法は、第三者評価にて戦後の日本の技術開発において顕著な業績を残した研究の一つとして認知されています。
下記論文では著名な研究者70名の内の一人として、弊社の創業者であり低温溶射法の研究者でもある櫻田司が名を連ねています。
主なセラミックス複合技術と製品例
セラミックス摺動部材(耐摩耗セラミックスコーティング)
熱影響を与えず 皮膜形成
テフロンの 真空含浸
- オイルレス摺動が可能です
- 低摩擦、耐摩耗の摺動が可能です
- 耐食性を要求される環境下での摺動が可能です
- 摺動クリアランスが1~2μm高速摺動でも熱の発生がほとんどありません
用途
- 食品製造
- 医療機器
- 半導体摺動部材
- クリーンルーム用摺動部材
- 高速、高精度が要求される摺動部材
- 水中環境での摺動部材
応用事例
- 水中軸
- ポンプシャフト
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遠赤外線コーティング
特長
- 金属材料表面に、ほぼ完全黒体のセラミックス皮膜を形成することにより、材料表面の温度を(いずれも無処理品との対比で)、最大昇温時で2.5倍、降温時で約2倍のスピードアップが可能です
- 溶射法による皮膜のため、高密着力、長寿命です。皮膜の比表面積が塗装と比較して約3倍あります
- 例えば、SUS基材に本加工を行い、この上で湿った布を乾燥させる場合、同一条件下の無加工品に対して必要乾燥時間を40 %に短縮(省エネ+作業効率アップ)できます
用途
- 各種材料の急速加熱・急速冷却
- 高効率遠赤外線放射体
応用事例
- お菓子ベーキング機械- 生産効率向上、食感の向上
- 半導体ウェハー加熱板- 生産効率向上
- 液晶基盤焼付け炉(真空)- 熱分布の均一
- ラジアントチュ-ブ外面- 熱効率アップ
- パン粉乾燥ライン- 露時の歩留まり向上
- 樹脂重合ライン- 重合温度の低減
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絶縁導電部材-400℃対応バンドヒーター
特長
-
高温使用が可能
「溶射法」により形成した絶縁皮膜とセラミックスシートの併用により、400℃での使用が可能です
-
熱効率
高熱伝導率絶縁材料の使用と、薄膜絶縁体使用によりヒートアップ時間の短縮が可能です
-
構造
シンプルな構造、大型のバンドヒーターの作成が可能
用途
- 各種加熱装置
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絶縁導電部材-ジュール電極
特長
- 金属基材に、導電性セラミックスを「低温溶射法」でコーティングした皮膜で、過酷な電蝕に耐える特性をもたせています
- これを電極として利用することにより、液体または固体を、外部と内部の温度差なく加熱できる技術として、食品加工また工業分野で幅広く活用することができます
- この技術は、耐蝕技術としても利用することができます
用途
- 食品などへの、新しい加熱技術、殺菌技術として
- 食品内部からの高効率加熱技術としても応用いただけます
応用事例
- 味噌殺菌装置 『ハイセラジュールシリーズ』/イズミフードマシナリ様
水の浄化-アースプラスTM・ウォーター
特長
セラミックス複合機能材料eartplusTMと紫外線ランプの相乗効果により強力な抗菌能力を実現。水に溶け出して効果を発揮する薬剤とは違い、水に溶け出さずに効果を発揮。溶け出さないから環境負荷が全くない。また、薬剤による配管腐食の問題も解決。
保有水量3~100Lまで(TOC値による)。
用途
- レジオネラ属菌、大腸菌等の抗菌
- 藻、水ゴケの発生抑制
- 飲料用水、食品用水の浄化
- 雨水の浄化
- めっき洗浄水の浄化
- その他各種用途における「水の抗菌・維持・浄化」
製品
環境に優しい水処理装置
水の維持をセラミックスで。
- 従来製品の小型化
- 低価格化を実現
- レジオネラ属菌、大腸菌等の抗菌
- 藻、水ゴケの発生抑制
- めっき洗浄水の維持
- その他各種用途における「維持」
セラミックス複合技術FAQ
溶射:Answers
摺動部材:Answers
遠赤外線:Answers
ジュール電極:Answers
バンドヒーター:Answers
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